ブラケットワイヤー矯正

歯列矯正中に感じる5つのストレス

歯列矯正はストレスになる

歯を矯正することで多くのストレスを感じることになります。
見た目がかわるし、痛みもあるだろうし、食事もとりにくくなる。
口の中に矯正器具を入れるのに、ストレスを全く感じないわけがありません。
しかし、そんなストレスを感じたとしても、歯列矯正は素敵なものだと私は思います。
歯列矯正中に感じやすいストレスを5つ選んでみました。
矯正をしている人は、どんな事でストレスを感じているのか参考にしていただければ幸いです。

見た目に対してのストレス

見た目に関して全くストレスを感じていないという人はいないでしょう。
ホワイトワイヤー矯正や、マウスピース矯正など見た目が分かりにくい矯正器具は増えました。
しかし、何もつけていない状態と比べると違和感はあります。
特に歯列矯正をする方は、見た目に多少なりともコンプレックスを持っている方が多いです。
治していることすらコンプレックスに感じる人もいます。
歯列矯正は2年から3年と長い期間がかかります。
ワイヤー矯正では、歯並びがよくなっていたとしても、矯正器具が見た目を阻害してしまい分かりにくい事もあります。
この見た目のストレスに関しては、気持ちの面を変えていくしかありません。
昔は矯正器具を付けている人は珍しく、いじめの対象となったり、いじられてしまうという事もありました。
しかし、近年では歯列矯正は当たり前になりつつあります。
矯正はコンプレックス解消の手段ではなく、自分が幸せになるための手段なのです。
恥ずかしいものでもないし、馬鹿にされるような事でもありません。
歯列矯正をしている事を誇りに思ってください。

食事に対するストレス

マウスピース矯正の場合と、ワイヤー矯正の場合でかかるストレスが違います。
マウスピース矯正の場合、外食や間食がしにくいというストレスがあるでしょう。
友人が気軽にビスケットをくれても、マウスピースを毎回外して食事をしないといけないため、すぐに食事をすることが出来ません。
食事がすんだあとも、マウスピースを装着するので歯磨きをしてから装着したいものです。
外出先ではすぐに歯磨き出来るような状況が作れないこともあり、ストレスを感じてしまいます。
一方、ワイヤー矯正の場合は毎回取り外すといった心配がありませんので、急な食事にも対応できます。
しかし、ワイヤー矯正は歯の表面に器具を付けているため、隙間に食べかすが詰まりやすくなっています。
鏡で毎回確認しないと矯正具に食べかすが詰まったままという事が日常茶飯事です。
矯正具が壊れてしまう恐れがあるため、固い物や粘着性がある食べ物もあまり食べることが出来ません。
このストレスも矯正期間中は我慢しなくてはならないものです。
間食が減ったり、食事の時間が決まってくるので無駄な物(お菓子など)を買わなくなるので、お金は浮くし、健康状態もよくなると前向きにとらえていきましょう。

歯磨きに対してのストレス

ワイヤー矯正の場合は磨きにくいので大きなストレスになります。
事実、歯磨きに時間がかかってしまいます。
矯正器具を付けている間は、隙間に食べかすや歯垢が溜まりやすく、歯磨きをしなければ虫歯や歯周病になりやすいというリスクがあります。
虫歯になってしまうと、時間をかけてキレイに並んだ歯を削っていかなければいけません。
一度削ってしまった歯は、また虫歯にかかりやすくなってしまうので最初の段階で防ぎたいものです。
ここは諦めて念入りに磨いてあげて下さい。
矯正器具を付けていても付けてなくても、歯を磨くのに時間をかけることは、未来の自分の歯を守ることにつながるのです

話すことに対してのストレス

マウスピース矯正は薄いのでそこまで話すことに影響がないかもしれません。
しかし、ワイヤー矯正や、歯の裏に装着する舌側矯正は話すことに支障がでます。
これは慣れの部分が大きく、矯正具に慣れてこればあまり気にならなくなってきます。
ただ装着した最初の頃は、発音がうまくできず、話にくさを感じることは多いでしょう。
口内に器具を付けるため、口内炎などの口内トラブルが起こることもあります。
話す時に器具に当たってしまい、しゃべると痛みを伴うこともあります。
話したくないと思う時もあるかもしれませんが、歯をキレイにするにはこのストレスにも我慢しなければいけません。

痛みに対してのストレス

歯列矯正は、少しずつ歯を動かしています。
ワイヤーブラケット矯正では、ワイヤーを調整して引っ張る時、締め付けられるような痛みがあります。
マウスピース矯正でも、新しいマウスピースに馴染むように歯が全体的に締め付けられます。
歯が動くのは独特の痛みで、調整してから3日くらいはまともに食事も出来ません。
装置が馴染んでこれば全く気にならなくなるのですが、馴染むまでがとにかくしんどい。
これも対処法はなく、ひたすら我慢すること。あまりにも痛い場合は痛み止めを飲むなどの処置をしていました。

ストレスが解放された時の感動

これらの5つのストレスは、自分が、自分の歯をキレイにするために選んだ道です。
しんどい事は多いですが、基本的に我慢しなくてはいけない事が多いです。
しかし、我慢した分、矯正具が外れた時の感動は相当大きなものです。
歯並びがキレイになっているし、口の中がすごく軽い!
唇ってこんなに柔らかかったの?
歯茎ってこんなかんじだったっけ?
逆に矯正具がない事に違和感が出てくるはずです。
そして、歯列矯正を考えている人に、これだけは自信を持って言えます。
歯列矯正をしている時のストレスなんて、歯並びが悪かった時のストレスに比べると全然平気!