歯列矯正豆知識

歯列矯正はアンチエイジングにつながる

アンチエイジングは老化を防ぐ

アンチエイジングという言葉を、聞いたことはあるでしょうか?
若返りというイメージが強い言葉ですが、アンチエイジングには老化を防ぐという意味もあるのです。
特に歯列矯正をすることが、老化を防ぐアンチエイジングにもなるのです。

ただアンチエイジングは、即効性があるものではありません。
私は若い頃、海に行っては日焼けをしていたので背中がシミだらけです。
もちろん焼けた身体を労わることもせず、保湿ケアもしませんでした。
その結果年齢を重ねた今、形となって表れてきたのです。
背中の肌質だけ見れば、かなり老けてみえるでしょう。
しかし、若い頃からケアをしっかりしていれば、背中はもう少しキレイな状態を維持出来ていたと思います。
このように、日々の生活の積み重ねが老化に大きく影響しているのです。
実は歯列矯正も同じなのです。
人間の体の中で歯は食事を噛むという、とても大切な役割をしています。
毎日使うからこそ、しっかりした使い方をしてあげなければ寿命が縮んでしまい、ボロボロになってしまうのです。
歯がボロボロになってしまうと、一気に老けて見えてしまいます。
また見た目も不健康そうに見えてしまい、良い事は1つもありません。
今回は歯列矯正で歯を整えることで、どのようなアンチエイジングの効果があるかご紹介したいと思います。

笑う事は人生を明るくする

笑顔がアンチエイジングに繋がるということはご存知でしょうか?
そこで、あなたに1つお聞きします。
あなたは思いっきり笑えているでしょうか?
自分の歯にコンプレックスを持っていれば、人は上手く笑えません。
笑う時に口元を隠したり、歯を見せないように口角だけを上げる人ともいます。
思いっきり笑えないということは、自分でも気付かないくらいストレスがたまっているのでます。
面白いときは笑う、感情を表に出すことで日々を楽しく過ごすことができ、アンチエイジングに繋がるのです。
ストレスは身体に、たくさんの悪影響を与えます。
髪の毛が抜けたり、肌が荒れてしまったり、眠れなかったりと、見た目に直接かかわってくるのです。
歯列矯正で歯をキレイに整えて、ストレスを減らして、「心の老化」を減らしてみてはいかがでしょうか。

噛み合わせを良くすると健康につながる

矯正治療の1番の目的は、見た目をよくするのではなく、噛み合わせを良くすることです。
見た目だけの改善であれば、審美歯科にいってセラミック矯正をして、短期間で見える部分だけ綺麗にすることもできます。
わざわざ長い期間をかけてあげることで、しっかり物を噛める歯並びにしてあげるのです。
食事をとるということは、人間の生活においてかかせないことです。
噛み合わせが悪くて、うまく噛み切れないまま飲み込んでしまうと、胃腸に負担がかかってしまいます。
胃腸に負担がかかってしまうと、エネルギーをうまく吸収することが出来ません。
生きるためにエネルギーは必須で、不足してしまうと健康を損なってしまいます。

歯の長生きで見た目も良くなる

一度虫歯になってしまうと、治療しても元の状態に戻ることはありません。
虫歯菌と一緒に歯を削ることで、確実に歯の寿命も短くなっていくのです。
歯を削っていけば、いずれ神経を抜かなければいけません。
神経を抜かれた歯は、黒くなってしまいいずれ抜歯しなくてはいけません。
抜歯すると、歯茎はやせ細ってしまい顔の輪郭をも変えてしまいます。
そんなやせこけた姿が、美しいと思うでしょうか?

歯列矯正は見た目を重視されがちですが、本来の目的は噛み合わせを良くするという事が目的です。
噛み合わせがよくなり全体のバランスが整えば、一部の歯に負担をかけて寿命を減らすという事もありません。
また、重なった歯や出っ張った歯も、キレイに並ぶため、ブラッシングをしやすくなります。
キレイに磨くことが出来れば、虫歯や歯周病になる前にきちんとケアをすることが出来るのです。

加齢からは逃げられない

どれだけ頑張っても、加齢から逃れることはできません。
そこをしっかり受け止めて、どれだけ日頃のケアで老化を遅く出来るか意識することが大切なのです。
年老いても、健康な歯を残そうとする8020運動というものがあります。
80歳まで、自分の歯を20本は残そうという運動です。
総入れ歯になるより、自分の歯が少しでも残っている人の方がやはり若く、元気にみられることが多いです。

歯列矯正は出来る限り早くするに越したことはありませんが、行うにあたって遅すぎるという事はありません。
自分の歯の事を考えて、した行動が多ければ多いほど、健康な状態を維持することが出来るのです。
最近では、目立たない矯正というものも増えてきて、今まで見た目を気にして出来なかった人も積極的に行えるようになってきました。
今の自分の状態で決めるのではなく、10年後、20年後の自分を想像して歯列矯正でアンチエイジングを始めてみてください。