インプラント治療は高額
インプラントの治療は高額というイメージが強いです。
実際、1本治療するために20万~50万円の料金がかかってくる場合があります。
とは言っても、事故や虫歯で歯を失ってしまい、すぐにでも新しい歯を入れたいのにお金がないからインプラントを入れることが出来ない。
そうなってしまっては困ります。
歯医者によってはインプラントの料金支払い方法や、支払う期間を自分で決めることも出来ます。
もちろん手持ちのお金がなくても治療を進めることが出来ます。
あと、あまり知られていないのですが、インプラント治療が保険適応内となるケースもあります。
保険適応外となったとしても、年間に使う医療費の額が一定を超えていれば、確定申告の際に所得税などが軽減されることもあるのです。
今回はインプラントの料金支払い方法から、保険が適応されるケースなどお得な情報をお伝えしていきたいと思います。
インプラントの支払方法
支払い方法は、現金、クレジットカード、月々払い(ローン分割)の3つの方法が多いです。
料金が高額になるため、月々払いで分割する方が多いようです。
歯科にもよりますが、120回払いまで対応してくれる所もあります。
ただ、基本的には分割回数が多ければ多いほど、手数料がかかるケースが多いので頭金を入れるなどの工夫をする事も必要です。
提示された金額に、入っているもの、入っていないものをしっかり確認し、追加料金が出ないかという事を理解しておくことも大事です。
インプラントが壊れた際に、保証があるかという点も確認しておきましょう。
インプラントは保険適応内で出来る
インプラントをするにあたって、保険適応となるケースもあります。
・病気によって顎の骨が広範囲にわたり欠損した場合。
・事故によって顎の骨が広範囲にわたり欠損した場合。
・生まれつき、1/3以上顎の骨が欠損している場合。
上記の3つに当てはまる場合、保険適応内となります。
ただ、保険適応になっているからと言って、どこの歯科でも治療が出来るというわけではありません。
歯科や口腔外科のある病院であること。
5年以上の経験がある医師、もしくは3年以上インプラント治療の経験がある医師が2名以上在籍していること。
医療機器や医薬品、施設の環境が整っていること。
街の歯医者さんでは基本的には適応外となることが多く、大きな大学病院などでの治療が必須になりそうです。
確定申告でお金が返って来る
インプラントは、見た目をキレイにする矯正や、美容整形とは異なり、歯の欠損をサポートするものです。
車やブランド品のような贅沢なものでもないため、確定申告時にしっかり申請をすれば税金が控除されます。
医療費控除は国が行っている施策で、患者の負担を減らすためかかった医療費を税金から差し引いてくれます。
高額医療費控除の申告は、1年間に10万円以上支払っていれば申請することができます。(10万円以下の場合も条件が当てはまっていれば申請可)
インプラント代金はもちろん、通院にかかった交通費なども合わせて提出することが出来るので、領収書をしっかりまとめて取っておきましょう。
場合によっては、かかった料金の半分以上が戻ってくる可能性もあるのです。
申請時に必要な書類は2点です。
・確定申告書類
・医療費控除の明細書
医療費控除の明細書は、2017年移行領収書の提出がなくなったため、エクセルなどで作成しなくてはいけません。実際に国税庁の確定申告のページからダウンロードが出来ます。
まず1年間にかかった医療費を算出して、その中から対象となる金額を確認して、医療費控除額を算出します。
年間総所得金額の5%を超えた金額が医療費控除額になります。
そこに所得税率や住民税率をかける事で算出することが出来ます。
※所得税率は、収入によって変化します。
少しでも安くインプラント治療
インプラントの治療にはお金がかかります。
保険適応でするのは難しいですが、ほとんどの方は高額医療費控除の対象になります。
ローンを組んだ際でも、還付金はかえってきますので、申請しない手はありません。(ただし、ローン手数料は除く)
確定申告時に少しでもかえってこれば、生活も楽になります。
出来るだけ安くインプラントを治療したいと思う方は多いと思いますが、安すぎるお店には注意して下さい。
最近、相場よりもはるかに安い金額でインプラント治療をしている歯科がチラホラあります。
安ければ悪い、高ければ良いというワケではありませんが、インプラント治療には大きな技術と知識が必要になります。
術後もトラブルがなく、安心して使うためにも信頼できる歯医者さんで治療を受けることをお勧めします。