マウスピース矯正

インビザライン治療の流れ

マウスピース矯正のインビザライン

目立たない歯列矯正として人気を博しているインビザライン。
インビザラインはどのような流れで行われていくのかご存知でしょうか?
まずは、治療をしている歯医者を探すことから始まります。
話を聞くだけであれば無料で対応してくれる歯科も多いので、電話をして初回カウンセリングを受けることをお勧めします。
保険適応外の治療になるため、歯科によって金額が変わります。
安い買い物ではないため、1つの場所で決めず、セカンドオピニオンとしていくつか聞いて回ってもいいかもしれません。

歯医者を決めるポイントは2つです。
まず1つ目は、信頼できる医者かという事です。
矯正期間は長いので、医者とも長い付き合いとなります。本当に自分のことを思って提案してくれているか判断してください。
そして2つ目は、追加料金がかかるのか。
パッケージプランでセットになっているのもあれば、後から追加でお金がかかるケースもあります。
自分の治療にどれくらいの金額がかかるか、追加料金は発生しないかという事を確認しておきましょう。

インビザライン作成過程

マウスピース矯正をする歯科を決めたら、いよいよインビザラインのアライナー(マウスピース)を作成していきます。
インビザラインは、アメリカのアライン・テクノロジー社が提供しているサービスです。
そのため、どこの歯医者で契約しても届く商品は同じです。
ただ、歯科医師の経験で治療方針に差が出るため、信頼できる歯科を選ぶ必要があります。

インザビラインの作成の流れ

・精密検査と矯正診断とインビザラインの型取り
・アライン・テクノロジー社へ郵送して、クリンチェック作成
・アライナー作成

上記の流れで、インビザラインを作成していきます。1つずつ確認していきましょう。

精密検査と矯正診断

精密検査の段階では、顔写真、口の中の写真、歯型やレントゲンを撮っていきます。
検査の手順は歯科によって多少異なりますが、歯の現状確認と、インビザラインが可能かどうかという判断をしていきます。
時間は1時間から2時間くらいで終わります。
その結果をもとに、歯科医から問題点を説明してもらい、ある程度の費用と期間が分かります。
矯正が可能であれば、型取りに入ります。
インビザラインの型取りは、他のマウスピース矯正と異なり、初めの1回だけです。
この1回の型取りから、最後のマウスピースまで作成していきます。

アライン社に郵送してクリンチェックを作成

歯型は空輸でアメリカのアライン・テクノロジー社まで郵送されます。
歯型をもとに、1つ1つの歯をスキャンして、どのように動かしていくかという計画を立てていきます。
この時に、日本の医師が郵送した治療計画と、アライン社独自のクリンチェックというシステムを使い、シミュレーションしていきます。
1つのアライナーで動かせる範囲は、0.15~0.25mmと決まっています。
アライン社と、歯科医がやりとりをして、どのように治療をしていくかという事を明確に決めていきます。
歯を抜く、削ると言った治療方針の正確なタイミングもここで決まります。

アライナー作成

クリンチェックが作成されしだい、再度カウンセリングがあります。
これからどのように治療をしていくのかという事を、アライン社が作成した3D画像を見ながら、歯が動いていく様子を確認します。

治療方針の同意が得た時点で、アライナーの作成に入っていきます。
作成にかかる期間は約1週間で、出来次第日本に郵送してくれます。
届いたアライナーと一緒に指示書も入っています。
何番目のアライナーを使う際に、歯を削るなどの治療計画がしっかり明記されているので、指示書の通り治療を開始していきます。

治療を開始

いよいよアライナーを使った治療が開始していきます。
2週間に一度のペースで、アライナーを付け替えていきます。
1日20時間以上つけることを義務付けられているため、少しでも怠ると、期間にずれが生じてしまいます。
ズレてしまうと治療期間が延びますし、アライナーの作り直しで別途費用がかかってしまうこともあるのでご注意ください。
1~3か月に一度のペースで歯医者に通院しながら治療を進めていきます。
アライナーに慣れるまではしんどい部分もあるかと思いますが、2つ目のアライナーに移行するときにはすっかり慣れています。
患者さんがすることは、20時間以上装着することと、2週間で交換するという2つだけです。
これだけは徹底して行ってください。

リファインメントを追加発注

歯列矯正が最終段階に近付くと、再度アライナーを追加発注をします
理想の歯に近付けるための最終調整のためにリファインメントを使用します。
このリファインメントの料金もコースやパッケージの含まれていることが多いです。
基本的には、装着時間が不十分のために起こる追加発注以外は含まれていることが多いので安心してください。

治療完了後はリテーナーで後戻り防止

治療が完了したあと、再度精密検査をします。
今後の生活についての注意点や、アドバイスをもらいます。
治療が終わった直後の歯は、後戻りしやすくなっています。
これを防ぐために、リテーナーという後戻りを防止する装置をしばらくつけることになります。
期間は1年以上と言われており、動かされた歯がその場所に保定されるまではつけ続けてください。
毎日つけるのではなく、慣れてこれば少しずつ時間の間隔をあけても大丈夫です。

インビザラインは、痛みも少なく手軽に出来る矯正方法とされています。
しかし、手軽に出来るようになったのは、多くの人たちが研究して追い求めたからこそ成り立っているものです。
自分の歯をキレイにしようと思った勇気と行動、そして悩みを聞いてくれて治療方針を決めてくれた歯科医、アライナーを作成してくれているアライン社の人達、全ての協力がなければ実現しません。
是非、インビザラインで美しい歯並びを手に入れてください。