口内トラブル

歯医者でマウスピースを作る方法


保険適応内でマウスピースを作ろう

快適な睡眠を取れているでしょうか?
快適というと難しいものがありますが、イビキや歯ぎしりで悩んでいられる方は快適な睡眠を取れていない事が多いです。
色んな治療法や改善方法がありますが、安くて確実なのが自分に合ったマウスピースの作成です。
マウスピースは歯医者に行けば簡単に作成することが出来ます。

保険適応内での作成が可能なので、かかる料金も3割負担のため高くありません。

歯ぎしりどうにかならないの?
イビキがうるさくて眠れない。

歯ぎしりやイビキなど、それぞれの原因に特化したマウスピースというものも存在します。
装着するだけで改善することも多いので、是非マウスピースの作成を考えてみてください。

マウスピースを作ろうと思った原因は?

マウスピースを作る原因が、歯ぎしりがイビキかによって作成するマウスピースが少し異なります。
歯ぎしりが原因の場合、歯を保護する役割があるマウスピースを作成します。
透明で噛む力に耐えられる素材で作らており、上下それぞれ別々になっていることが多いです。
一方、イビキ解消のためのマウスピースは、別名スリープスプリントと言われています。
歯を保護するためではなく、イビキの原因となる気道を確保するために、舌を固定させるための装置だと思ってください。
歯を収納できるスペースもあり、歯ぎしりのマウスピースよりも大きく、値段も少し上がります。
歯を固定減にして装着するため、歯の本数が少ない方には使用できません。
また、スリープスプリントを装着することで口が閉じるようになり、自然に鼻呼吸になります。

鼻詰まりが多い方や、アレルギーがある方だとかなりしんどい思いをするかもしれません。
作成する際にはカウンセリングがあるため、歯科医にしっかり相談して決めていきましょう。


診察からマウスピースが出来るまで

マウスピースを作成するためには、最短でも2回は歯医者に行かなければいけません。
まずは、自分に合ったマウスピースを作成するために口の中の検査から始めます。
マウスピースを作成しようと思ったきっかけなど、簡単なカウンセリングを行います。
口全体が写るレントゲンを撮影し、歯の噛み合わせや歯茎の状態を検査します。
マウスピースが出来た時に、キレイに装着できるように歯のクリーニングを行ってくれる所もあります。
最初の通院は、1時間程度で完了します。

マウスピースは、型取りしてから1~2週間ほどで完成します。
完成すると、再度歯医者に行って装着し、適合状態をチェックします。
しっかり装着が出来ていれば、使い方や注意事項の説明を受けて引き渡しとなります。
2回目の通院は引き渡しと簡単な説明で終わることが多く、30分ほどで完了します。
マウスピースは保険適応内で作成が可能ですので、2回の通院でかかる費用は5,000円~10,000円で作成できる所がほとんどです。
イビキ改善のためのスリープスプリントを作成の場合は、睡眠時無呼吸症候群と診断されなければ作成できません。
専門の医療機関での検査が必要になるため、歯ぎしり用のマウスピースに比べ時間がかかります。
スリープスプリントによる治療を保険適応内でするためには、病院の紹介状が必要になるのでご注意ください。
ただ、保険適応しなくてもいいという方であれば、自由診療での作成も可能です。
その場合だと、5万円を超えてくることもあるので、きちんと診断してもらい安全に治療を進めていくことをお勧めします。

マウスピースを装着する際の注意点

マウスピースを装着する際に、1つ理解していてほしいのは根本的な治療ではないという事です。
歯ぎしりにしても、日々のストレスや、生活習慣、舌癖などが原因と言われています。
あくまでも、マウスピースは歯を守るためのもので、装着したからと言って原因が改善されるわけではありません。
ただ、装着することにより、舌癖などは改善することもあります。
スリープスプリントにしても同様の事が言えます。
こちらも装着したからと言って、イビキが治るわけではありません。
物理的に舌を固定しているだけですので、マウスピースを外すとイビキをかいてしまう恐れがあります。

イビキの原因は、体型や生活習慣が関わってきます。
ただ、物理的でも気道がきちんと確保されていれば、イビキをかくことはなくなります。
マウスピースは決して万能なものではなく、あくまで補助的な物と思っておいてください。

快適な睡眠を過ごしてもらうために

快適な睡眠を取れていないと、日常生活にも影響が出てきてしまいます。
しっかり寝たのに疲れが取れない、昼間も眠気に襲われる。

朝起きたら肩や頭が痛い。
歯が削れてしまっている。

そのような経験がある方は、睡眠中にイビキや歯ぎしりを無意識に行っている可能性があります。
数年前まで保険対象外だったマウスピースも、現在では手軽に作成できるようになりました。
良質な睡眠を得るために、マウスピースの作成を考えてみてはいかがでしょうか。