口内トラブル

旦那のうるさいイビキの止め方

旦那のいびきがうるさい

「ゴー、ゴー」
うるさくて眠れないのに、旦那は大きなイビキをかきながら気持ちよさそうに寝ている。
イライラでストレスもたまる一方だし、気持ちよく寝る事が出来ないから疲れも取れない。
離婚の原因で、「旦那のいびきがうるさい」という理由もあるくらい、イビキは精神的に追い詰められます。

しかし、これだけは知っておいてください。

イビキをかく事で、様々な病気のリスクが増え、時には命を落としてしまう可能性もあります。

旦那さんも、イビキをかきたくてかいているワケではありません。
イビキをかいている本人は、寝ている時にどれだけうるさく、迷惑をかけているかという事を分かっていません。
うるさいから叩き起こして怒るのではなく、一緒に改善する方法を探してあげて下さい。
イビキは生活習慣の改善や、マウスピースの装着でましになる事があります。
隣で聞いているあなたが、イビキを改善する手助けをしてあげて下さい。

イビキが起こるメカニズム

いびきは気道が舌根などで塞がることで起こります。
気道が塞がっていても、空気は取り込み吐き出さなければ呼吸が出来ません。
狭い気道を無理やり空気が通るので、舌根などが震えてしまいイビキの不快な音が出るのです。
空気が通りが悪くなるので、ひどい人は呼吸が途中で止まってしまうという事もあります。
これが睡眠時無呼吸症候群です。
空気をうまく身体に取り込めないことで、血液中の酸素も少なくなってしまいます。
そのため心臓や脳に負担がかかってしまい、心筋梗塞や脳卒中という病気になるリスクが上がってしまうのです。
寝ているときも疲れを取るどころか、負担をかけているので余計に疲れが溜まってしまいます。
良質な睡眠がとれていないため、起きている時に眠気に襲われ、集中力の低下などにつながります。
イビキをかくことで、日常生活にも影響が出てきてしまうのが睡眠時無呼吸症候群の恐ろしい所です。

手軽に出来るイビキ対策

イビキを改善していくには、いくつか方法があります。
一番手っ取り早く出来る方法は、旦那さんの気道を確保してあげることです。
正面を向いて寝ているのであれば、舌根が気道を塞がないように、身体を横向きにしてあげるだけでマシになることがあります。
ただ、この方法だとイビキの根本的な改善には繋がりません。

生活習慣の見直し

日本人は海外の方と比べ、顔の凹凸が少なく、顎も小さく、気道も細いため、イビキをかきやすい顔の形をしています。
そこに最近よく聞く、メタボリックシンドロームなどの太る事で、よりイビキをかきやすくなってしまうのです。
太っている人は、首回りに肉が多くついているため、気道を塞ぎやすくなってしまいます。
骨格は改善することは難しいですが、体重を落とすことで気道が確保され、イビキを少なくすることは出来ます。

アルコールを控える

飲酒をすることで、顔周りの筋肉が通常時よりも緩んでしまいます。
緩んだ筋肉が気道を塞いでしまい、イビキをかきやすい状態を作ってしまうのです。
飲酒をする場合も、適度な飲酒量に控えてみましょう。

鼻呼吸から口呼吸

鼻呼吸でなく口呼吸をしている人もイビキをかきやすい傾向があります。
口で呼吸をする方は、常に寝ているときも口が半開きの状態になっています。
口が開いてしまっていると舌が本来の位置にとどまらず、喉の気道側に垂れ下がってしまうのです。
鼻呼吸が苦手な方は、鼻に何らかの疾患を持っているケースも多いです。
鼻の空気の通りを良くしてあげ、鼻呼吸に切り替えることで、イビキも少なくなっていきます。

日頃の習慣を改善するだけでイビキは確実に減っていくでしょう。
イビキが少なくなることで、良質な睡眠がとれるようになるので、日常生活は大きく変わるかもしれません。
ただし、継続的に改善していく必要があるので少し時間がかかります。

マウスピースや口呼吸防止テープで防止

イビキをすぐに改善したい方はマウスピースや口呼吸防止シートを使って対策することをお勧めします。
マウスピースは装着することで、舌を正しい場所に収納できます。
口を閉じるので、自然に鼻呼吸を促してくれます。
歯医者に行けば、自分に合ったオリジナルのマウスピースを作ってくれます。
Amazonや楽天などでも多くの種類が販売されているので、合う物を選んでみるといいでしょう。
口呼吸防止シートは、口が開かないように貼るテープのことです。
種類によって粘着力が変わります。あまりに粘着力が強いと、常に引っ張られている感じがするので、違和感がない強さを選ぶといいでしょう。
夏場は、テープを貼った所が蒸れやすくなるため、通気性が高い物がおすすめです。
マウスピースも、テープも違和感があるかもしれませんが、使っているうちに慣れてきます。
即効性があるので1つはもっておいても損はないでしょう。

旦那の口にマウスピースを突っ込んどけ

イビキは病気ではないので、改善しようと思えばすぐに対策を打つ事が出来ます。
それなのに、我慢している人が多いような気がします。
うるさいイビキを我慢してストレスを溜めるのであれば、マウスピースを1つ購入して旦那の口の中に突っ込んでおけばいいのです。
イビキは減るし、旦那さんの身体も健康になっていきます。
お互い質の良い睡眠を取ることが出来れば、心にゆとりが出来てきます。

ゆとりが出来れば、長い目でイビキを改善していくために生活習慣を見直してください。
イビキをかくなと言うのではなく、旦那さんの事を思って改善した方が良いと伝えると、案外伝わるものです。